こんにちは、ぬぼーです。
ポケモンカードを始めとしたカードや玩具の転売が酷い世の中ですよね。
「どうしてコンビニに行列が…?」と思っていたらポケモンカードの発売日だった、なんてことがよくあります。
幅広い世代が転売に手を出しているらしく、中には幼児を連れて行列に並んでいる人もいたり。
どうして転売に手を出してしまうのか、そして行動がエスカレートしてしまう理由を探るべく実際に転売を経験してみたのでよかったら見ていってください。
きっかけ:Amazonでポケカの抽選販売を見つけた
僕はそもそもカードゲームをやらないこともあって、カードショップに行く機会がありません。
なので転売を経験するどころかそもそもポケカを手に入れる機会もなかったのですが、Amazonを眺めていると抽選販売をやっていることを知りました。
Amazonの実施している抽選販売とは
抽選販売の対象になっている商品に招待リクエストを出して、招待を受けた場合に商品の購入券を得られるというもの。
これに当選すると無条件とは言わないものの、楽に欲しい商品を手に入れることができます。
初めは怪しいなと思ったのですが、調べてみると発送元がAmazon.co.jpであれば問題ないようです。
謎に8円高い理由はわかりませんが。
いざ転売じゃ!
使ったフリマアプリはメルカリ。何と言っても匿名配送が画期的で人気を集めたサービスです。
手数料は10%と少しお高めですが、リサイクルショップに持っていくよりも高く売れるので気にならないですね。
商品説明や画像などは他の方のものを参考にして作成、価格は6月22日時点で相場価格になっていた19,000円で出品。
Amazonでの販売価格が税込み5,808円、送料が520円、販売手数料が1,900円なので販売利益は
19,000-(5,808+520)-1,900=10,772円になります。手間を考えてもなかなかの利益に。
元値の3倍以上で買う人なんかいるのかな、と半信半疑で出品した30秒後
購入しました!
えぇ…
本当に出品した直後に、なんならメルカリを閉じる前に購入されてびっくり。
このスピード感がメルカリの醍醐味なのでしょうか。
引きこもりの僕があっという間に1万円を稼いでしまった
働いている方や学生の方にはわかりにくいと思うのですが、引きこもりは本当にお金を稼ぐ機会がありません。いきなり1万円が手に入って内心ウキウキでした。
僕のやったことといえば抽選販売リクエストボタンを押して、ネットショッピングをした後メルカリに出品しただけです。これだけの労力で稼げてしまうのならついつい手を出してしまう気持ちもわかります。
深夜に行列を作るほどの熱量は持てないですが、ネットを通した最小限の転売ならありなのでは?とも考えたり。
しかし、時間が立つに連れて気持ちに変化が現れました。変化をまとめると
- 売れた瞬間は戸惑いが大きく
- 稼げたとわかり嬉しくなり
- 次第になんだか虚しい気持ちになる
僕は元々転売ヤーに対して良い感情は持っていませんでした。
まず稼いでいるのが気に食わないですね。それから店員さんに詰め寄って怒鳴りつけている動画も見たことがあります。彼らはゴミ人間だ!
少しふざけました。ごめんなさい。
ともかく、良い印象のない転売ヤーと同じことをして1万円を手にしたことからくる罪悪感がひとつ。
なにか規制があるわけではないものの、まともな手段で得たお金ではないことがひとつ。
なんだか、理不尽に1万円を失ったのと同じくらいモヤモヤした気持ちが残りました。
転売に手を出してしまう理由
結論から言うと
- ①転売行為自体が非常に簡単
- ②匿名配送により名前も住所も相手に知られない
- ③短時間で稼げる
①:転売行為自体が非常に簡単
- 商品を入手
- メルカリに出品
- 商品発送
基本的にはこれだけです。
メルカリは一例として挙げましたが、他のフリマアプリでも同様に出品の流れまで詳しく説明されています。また、人によっては現地で直接取引しているパターンもあるとか。
②:匿名配送の存在
お互いに相手をほとんど知らないまま取引が終了するのでとても気楽で、安全です。
気楽が故に、罪悪感も生まれにくいのかなと思いました。
③:短時間で稼げる
商品の予約、抽選の手間を考えたらそれなりに時間を使っているのかもしれませんが、実際に動いた時間はごく僅かです。身体的な疲労もありません。
槍玉にあげて申し訳ないのですが、子育て中の主婦の方でも簡単に手を出せてしまうほど時間を使わずに取引が終わります。
転売を続けるかどうか
噂によるとより悪質な転売によってポケカバブルと呼ばれるものがはじけたとか?
それでもメルカリを見ると高額で取引が続いているようにも見えますね。
転売を今後続けるかどうかですが、僕はこれっきりでいいかなあ。
お金がないのは事実ですが、先ほど書いた通り行列に並んでまで転売をする熱量は持てなかったです。
そして胸に残る変な罪悪感。この1万円はさっさと使って忘れてしまいたい!そんな気持ち。
自分が善人かと言われたらそんなことはないですが、これくらいのことでも気持ちが沈むのだなあとわかったのは収穫でした。
メルカリは本来の用途で、不用品を手放すときにだけ使おうと思います。
おわりに
この記事を読んで転売ヤーになるぞー!という方はいないと思うのですが一応注意だけ。
調べてみると転売にもルールがあるらしく
例えば
- 昔遊んでいて不要になったポケモンカードをメルカリで売る→◯
- 新発売のポケモンカードを購入し、そのまま転売→◯
- メルカリ等で新発売のポケモンカードを購入し、転売する→×
- 今後高額になりそうなポケモンカードを仕入れて後々転売→×
本当はもっと詳細なルールがあるようなのですが、今回は新品を転売しても問題がないという部分だけ確認したのでざっくりとした情報です。
曖昧な部分があるということは、その気になれば取り締まることもできるということなのかなー。と思いました。
ともかく、取り締まりと聞いて不安になる方は最初から転売に手を出さないのが吉ですね。
長くなりましたが、最後まで読んで頂きありがとうございました。
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