よう実2年生編の9巻の試し読み、気になるセリフがありました
“南雲「一応4クラスに可能性があるようだが、それでも学年末試験までだろうな」
桐山「俺もそう考えている。2クラス・・・多くて3クラスでAの席を奪い合う形になる」”
この後、南雲が試験をコントロールしたにも関わらず退学者が3人出たという会話をしています
学年末試験の結果の予想
結論から言ってしまうと、堀北クラスが一之瀬クラスに僅差で勝利すると予想しました
文化祭のときに綾小路が神埼に対してこんなセリフを言っています
“「まだ遅くない。強くなれ。そして学年末試験で堀北の率いるクラスを倒してみせろ」
それを為せば3年生に上がる時、Aクラスとしての希望は僅かに残っているはずだ”
思えば1年生の学年末試験もプロテクトポイントがなければ確実に退学者が出る仕組みの試験内容でした
綾小路を退学させるために直前に特別試験があったものの、その試験があろうとなかろうと一之瀬以外のクラスに退学者を出さない方法はありませんでした
その流れからすると、2年生の学年末試験は各クラス複数の退学者が出てもおかしくないですよね
綾小路は龍園、坂柳が学年末試験で争うことを知っているので堀北クラス対一之瀬クラスの戦いになることがわかっています
また、そうなるように掘北や洋介を誘導することも考えられます
そのため元々文化祭、修学旅行と読んだ限りでは一之瀬クラスが僅差を制して勝利すると思っていたのですが、試し読みを読んでから考えが変わりました
繰り返しになるのですがこのセリフ
“南雲「一応4クラスに可能性があるようだが、それでも学年末試験までだろうな」
桐山「俺もそう考えている。2クラス・・・多くて3クラスでAの席を奪い合う形になる」”
二人は何人も退学者が出るだろうと予想しているので、退学者一人ごとに発生するクラスポイントの減少ペナルティはさほど多くはないと思います
しかしながら敗北したクラスからは退学者が複数人出るので、結果的にクラスポイントが大きく減少してAクラス争いからは脱落するであろう
そんなことが予想できるセリフでした
このセリフはAクラス争いから一之瀬クラスが脱落した、そう思ったところに綾小路がクラスを移動して実力を発揮する流れの伏線になっているのではないでしょうか
さらに思い出してほしいのがそもそもの綾小路の目的です
綾小路は自分が絶対的な実力者であることを証明するために坂柳率いるAクラス、またAクラスに相応しい実力を持った堀北クラスを倒すことを計画しています(龍園もですね
物語のメインは坂柳や龍園よりも、堀北との戦いになると予想しているので堀北クラスには強敵でいてもらう必要があります
堀北率いるBクラスは上り調子、この勢いで行けばAクラスになれる
そんな雰囲気で学年末試験が締めくくられるかと思います
というより、3年生から綾小路がいなくなることによるクラスの動揺、軽井沢との交際が終わることで一時的に軽井沢が機能しなくなること
それに退学者を0にするのは恐らく不可能なので洋介のメンタル面も怪しいです
こうなってくると学年末試験で堀北クラスが敗北した場合、綾小路が手を出すまでもなく堀北クラスが落ちてしまうのでそういった流れにはならないと思いました
おまけ・8巻の坂柳のセリフの意味
“「しかし綾小路くん。未来が常にあなたの思い通りになるとは限らないものです」”
直前には坂柳と龍園、どちらが勝つのかといった内容の会話がありました
しかしその勝敗は計画には関係がない、そう考えていた綾小路に対してのセリフです
綾小路は軽井沢を動かしていたように、一之瀬を自分に依存させることで一之瀬も意のままに操ることでクラスを動かしていくような計画を立てているのだと思います
坂柳が指摘したのはそのことだったのではないかと考えました
人の温かみを知っていたり、同じ女性だからこそ理解できる部分がある
計画通りに物事が進んでも一之瀬の善性が失われることはない
つまり誰かを切り捨てて勝利するような戦略が容易には使えないと、そんなことを忠告しようとしたのではないでしょうか
ただ、神埼や姫野を動かしてBクラスを変えていく動きを坂柳が把握しているのかどうかでも変わってきますね
早い段階から綾小路は一之瀬のポテンシャルを認めていたので、操り人形というよりは心強いパートナーとして活躍してほしいなと
無理矢理感はあるのですが、一之瀬に報われてほしいという気持ちからこんな妄想をしてみました
終わりに
考察自体が初めてだったので、矛盾している点があるかもしれませんがお手柔らかにしていただけると幸いです
どう書こうと迷っていたら新刊発売日が目前に迫っていたのであたふたしています
今まで頭の中で「こうなるのかなあ」「こうなったらいいな」と妄想することはあったのですが、文章にして伝えようとするとなかなか大変でした(笑)
皆さんの予想もよかったらコメント欄で教えてください
最後まで読んでいただきありがとうございました
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