聴く読書?読んだほうが早いよ。
正直そんなふうに思っていたけど、実際に利用してみると見事にハマった。
最初はゆっくりと流れる朗読がもどかしい。
倍速再生を利用してみると、なんだか早口で変な感じ。
無料体験だけでいいかな、というのが最初の感想。
慣れてくるとすごく良い
慣れてくる、ハマる瞬間と言い換えてもいいかもしれない。
ハマる瞬間と言ったら木兎さん。あのポジティブさにはとても憧れる。そういえばハイキューの映画楽しみだな。極楽湯も行きたい。
話を戻さないと。
ある時から、スっと朗読が耳に入ってくるようになる。
なんというか、純粋に本の内容にだけ集中できる。
余計な情報(本以外のものが目に入ったりとか、読んでいるところよりも先の文章が見えてしまったりとか)が入ってこない分、全部頭に入ってくる感じ。
そこに声優さんの演技が加わるともう、なんというか良い。良いとしか言えないけど。
好きな本に、住野よるさんの麦本三歩の好きなものがある。
いわゆる天然と呼ばれる、現代で言えばADHD気味の女性、麦本三歩の日常を描いた作品。
タイトルの通り、主に三歩の好きなものにまつわるエピソードがたくさん。
ほっこりとした日常の中に、三歩の考え方が散りばめられている。
僕は、これを読んでから好きと言えるものが増えた。
この作品のナレーションを務めているのが悠木碧さん。
三歩の生き生きとしたキャラクターを見事に演じられていて、作品の魅力がより一層伝わってくる。
今まで声優さんすごいなあ、と思っていたのが声優さんすごいなあ!ってなるくらい良かった。
つい最近、第二集も配信されたのでそちらも合わせてぜひ聴いてみて欲しい。
Audible版『麦本三歩の好きなもの 』 | 住野 よる | Audible.co.jp
日常生活+聴く読書
掃除や洗濯、電車での移動に散歩
日常生活の中で、耳が暇になる時間帯が実はたくさんある。
家事をしながらテレビを見る人、電車での移動中にスマホを弄る人
テレビを見たい、SNSをチェックしたいというよりも手持ち無沙汰だからとりあえず眺めている人も多いのでは?
もし当てはまるなら、聴く読書を勧めたい。
テレビやスマホを眺めるのと違って、聴く読書は目が疲れない。
現代人は目を使いすぎているとよく言われている。
スマホ、パソコン、テレビ…とにかく何をするにも画面を凝視している。
スマホと直接の関係があるかはわからないけど、近視の子供が増えているという話もあったり。
意識的に目を使わない時間を設けることで、目の疲労を軽減することができる。
僕は寝る前の一時間を部屋の電気を消して、聴く読書に費やすことで寝付きが良くなった。
日中もスマートフォンを手に取る時間が格段に減ったし、知識もどんどん増えている。
そして何より、読書のお陰で退屈な時間が楽しい時間になったことが嬉しい。
掃除なんか、よほど綺麗好きでもない限りは面倒くさく感じると思う。
毎日クイックルワイパーを使っていてもホコリは溜まるし、シートを替えるのだって面倒くさい。
そんな掃除が、読書のついでとなると不思議なくらい気軽にできてしまう。
退屈な時間じゃないから時間が過ぎるのも早く感じるのかな。
読むより取っつきやすいのも魅力
先日、飲茶の「最強!」のニーチェという本を聴いた。
哲学というと小難しくてとっつきにくいイメージがある。
実際に小難しいし、哲学の本を手にとって数ページめくってみて、「これは面白そうだぞ!」なんて思う人はまずいない。(多分…笑)
多少興味を持ったくらいではまず挫折してしまう、そんな哲学も聴いてしまえばなんてことはない。
もちろん、飲茶さんの本がわかりやすかったというのもある。
対話形式で少しずつ理解を深めていく形になっているので、聴き終える頃には哲学の面白さに目覚めているはず。
Audible版『飲茶の「最強!」のニーチェ 』 | 飲茶 | Audible.co.jp
なんとなく興味を持ったけど手を出せていない。そういうものがあるなら、予習としてオーディブルを活用してみるのもおすすめ。
おわりに
見出しを載せるほどの話じゃないのでここに。
本を読んでいると、読み進めるのが辛い部分が出てくることがある。
主人公やその周りに起こる不幸だとか、さっきも書いたような理解の難しい話とか。
聴く読書では、再生停止を押さない限りは淡々と話が進む。
辛いエピソードも全体を通してみるとそこまで重たい話ではなかったり、難しい話は読み進めることで別方向からのアプローチで理解できたりする。
そんな感じで、読書の手助けもしてくれるところも好き。
無料体験を終えると月額1500円かかるので、まずは30日間できるだけたくさんの作品を聴いてみよう。
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